科目紹介

兵庫県立大学で開講するダブルディグリー・プログラム科目

14-740:通信ネットワーク概論

14-740はコンピュータおよび情報通信ネットワークを学ぶ大学院レベルの最初のコースとなります。
履修にあたり事前に必要とされる学部レベルの科目はありませんが、基本的なコンピュータ、プログラミング、確率論のバックグラウンドが必要です。

このコースの主な目的はコンピュータと情報通信ネットワークの基礎となる原理を学ぶことです。
トップダウンアプローチにより、プロトコル・スタックのアプリケーション層、トランスポート層、ネットワーク層、リンク層においてのトピックをカバーします。
また、ネットワークマネージメント、トラフィックエンジニアリング、ルータの内部機構などを含む高度なトピックについても学んでいきます。
各構成要素について学ぶことに加え、同時に、エンジニアリング・トレードオフやコンピュータおよび情報通信ネットワークの分野のおいて使用されるデザイン・プリンシプルについても理解を深めます。その他の目的として、このような知識を、実際のシステム・プロジェクトへ適用することを学びます。
講義は活発なペースで進めます。

14-741:情報セキュリティ概論

情報システムの重要性が増し、これらのシステムが、安全性が必須となるアプリケーションに適用されるにつれ、情報セキュリティは近年のシステムにおいて重要な課題となっています。
この授業では情報セキュリティについて技術とポリシーにおける基礎を学びます。

本授業での主な目的は受講者が情報システムをセキュリティ工学の観点から検討することができるようになることです。
またカバーされるトピックは、暗号学の基礎、アクセス制御、一般的なソフトウェアの脆弱性、一般的なネットワークの脆弱性、デジタルライトマネージメント、ポリシーと輸出管理、プライバシー、管理と監査、情報セキュリティに関する特別な課題です。 履修条件:コンピュータとネットワークについての基礎的な知識、C言語およびUNIXプログラミングの知識と、基礎的な数学の素養を備えていること。
ただしコンピュータセキュリティや通信のセキュリティについての予備知識は必要ありません。

通信マネジメント

通信を開発、運用、または使用している組織の効率的管理に必要な技術的、経営的、及び産業的な基本事項を学びます。

授業では、戦略的通信計画の立案、ビジネスアプリケーションの開発及び活用、サービスの調達及び配信、技術要員と技術プロセスの管理といった項目を取り上げ、そこでどのような意志決定を下すべきかという観点から、課題の検討を行います。
講義内容は以下の通りです。
音声・データネットワークの基礎技術:こうした技術に基づくプロトコル及びサービス:通信業界及び規制の構造と実際:こうした課題から生じる現実的な問題。
最終的には、通信技術と通信業界への理解を深めることにより、短期的、長期的に賢明な経営判断や技術判断を下すと共に、技術要員を的確に、かつ効率的に管理する力を養成します。
履修条件:コンピュータの基礎、及びビジネスマネジメントと情報システムマネジメントのバックグラウンドを有していること。

現代暗号基礎論

現代暗号とそれ以前の暗号の違いは、計算量理論に基づく数学的な安全性の証明が要求されるか否かという点にあります。
現代暗号の適用範囲は、メッセージ内容を秘匿するという旧来の意味での暗号のみではなく、電子署名、認証、電子マネー、電子投票と多岐に渡ります。

本科目では、計算量に基づく安全性を、高度な数学の知識を前提とせず、分かり易く解説することを目的とします。
情報理論的な安全性と計算量理論的な安全性の違いを理解して貰う為に、シャノンの完全秘匿暗号から始め、現代暗号の扉を開くきっかけとなったRSAなど基本的な暗号を経て、安全性証明の様々なモデルとして、零知識証明、ランダムオラクルモデル、認証などの話題を渉猟します。
教材は、厳密にと言うより、直観的な理解を促進するように工夫して構成されていますが、確率に関する初歩的な理解を前提とします。

経済分析

授業では、ミクロ経済学と、主として情報技術企業を例とした管理と戦略へのミクロ経済学の応用を取り扱います。
このコースで議論するミクロ経済は、管理者が的確な判断をするために市場や組織環境を分析できるモデルと方法に焦点をあてます。
意思決定のカギは、希少資源の配分におけるトレードオフの理解です。

ミクロ経済の主要なモデルは、戦略、マーケティング、生産、財務などの経営管理の応用分野の基本となります。
このコースの主な目的は、経営意思決定や財務、マーケティングと戦略、政策決定、社会分析など多様な分野において不可欠な経済概念を、理解し適用するのに十分なレベルの経済的「リテラシー」を提供することです。
二番目の目的は産業特有の経済的特徴を議論し、そのプロセスやメカニズムを理解するためのツールを提供することです。

※科目名の前の数字は、CMUの科目番号です。
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